※茅ヶ崎東後援会ニュース2024年11月号から
性的マイノリティと災害に何の関係が?
こんにちは!
ようやく秋になりましたね♪
しかし、私の頭と心はすでに冬、12月です。
茅ヶ崎市議会の一般質問仮通告の締切はとても早く、今年はなんと11月1日でした。今回のテーマは性的マイノリティの生きづらさ。特に災害時の安心、安全について質問します。
性的マイノリティと災害に何の関係が?と不思議に思う方もいらっしゃると思います。私も以前はそうでした。しかし、避難所に行きたくても行けない現実があると知り、調べたり、当事者たちに話を聞き、マジョリティには気づきにくい困難があると分かりました。
例えば、避難所に行くと名簿作成のため名前や住所を書かねばなりません。戸籍上の名前を書けば自分が性的マイノリティとバレてしまうこともあります。また、そういった用紙のほとんどには性別記入欄があります。これも、彼らが避難所に行く事を躊躇する理由です。外見が男性なので生理用品を受け取りづらいトランスジェンダー、関係を明かしていない同性カップル、女性に見えるため髭剃りなどを希望しづらいトランスジェンダー。トイレやお風呂、更衣室の使用に困難を感じて、危険を承知で自宅で過ごす性的マイノリティも多いそうです。そんな当事者に配慮したマニュアルとなっているのか、マニュアル改訂の際にどう盛り込むのか、色々と質問する予定です。
そして、避難所での女性と子どもの安全も質問します。
残念ながら非常時は性暴力が発生しやすくなります。避難所で被害に遭うのは女性、女児だけでなく、男性、男児の被害報告もあります。どうやって被害を防ぐのか、万が一の時にはどうするのか、これも質問します。
アフターピルの備蓄も要望します。
これはなかなか難しいと思います。でも、今回だけがチャンスではない。初回のチャンスと考えてアフターピルの備蓄を求めていきます。何しろ被害後72時間以内の投与がベストなんです。災害により道路が寸断されていたら?クリニックや薬局までたどり着くのに時間がかかるとしたら?そもそも、処方箋が必要なのに、どうやって医師とコンタクトを取れと?
問題は山積み、しかも、地方自治体だけではどうにもできない部分もあります。
もし、皆様に良いアイディアがありましたら是非お寄せくださいね!
茅ヶ崎市議会議員 今井 理華