当選者手記 新かながわ

※新かながわ2023年5月14日(日)掲載記事から

だれもが自分らしく生きられるように
安心して暮らせる社会を実現したい
横須賀市 ふじそのあき市議

 統一地方選挙前半戦の神奈川県会議員選挙では現職の井坂しんや県議の再選が及ばす、市議も現有3議席を守れないのではないかと、緊迫した選挙期間でした。鎌倉や逗子、川崎からの支援では、慣れない険しい地形での全戸配布やハンドドマイク宣伝など奮闘していただきました。
 地域要求の当事者の方が応援演説をしてくださり、サポーターや支部の方が大切な時間を選挙活動に割いてくださいました。
 選挙中は街頭で初めて他候補の訴えを聞きました。他党と日本共産党の違いは、政策はもちろんですが、特別な能力があるわけではない私のような候補を、たくさんの人が力を尽くして支援してくださることです。
 私か写真でつけている花のブローチは、先輩党員の友人が私のために作ってくださいました。たくさんの方がさらにたくさんの方に支持を広げてくださいました。
 だからこそ議員は政策立案や市政のチェックを市民の目線で行うことができます。市民の声を議会に届けるという日本共産党の役割は、議員がどんな人たちから押し上げられているのかを見れば、当然の仕事だと思います。
 候補者として実感したこのことを、選挙や政治に不信を持つたくさんの人に伝えたいです。
 選挙中に私が強調して訴えていた補聴器購入助成と田浦小学校存続がたくさんの人から支持されていたと、選挙後にわかりました。また選挙中は教育関係者や通学中の高校生から私立高校の学費が高くて進学の妨げになっているという訴えが寄せられました。
 特に田浦小学校は廃止になってしまったら取り返しがつきません。誰もが自分らしく生きられるように、安心して暮らせる社会を実現していきたいと思います。

新かながわ20230514

平和を守るために力を尽くしたい
SNS活用して若者とのつながりを
茅ヶ崎市 今井リか市議

 統一地方選挙で奮闘された皆さま、お疲れ様でした。全国でたくさんのドラマがあったことと思います。私自身も生まれて初めての立候補で、驚いたり、ワクワクしたり、たくさんの経験をしました。学んだことも多くありました。
 それまで知らなかった多くの方とつながることができました。貴重な体験をしたと思います。今後に活かせるアイデアもありましたし、今後の課題も見つかりました。これについては時間をかけて取り組もうと思っています。
 リーフレットなどにも載せましたが、私は虐待サバイバーであり、その後遺症とは一生の付き合いなので、今も現在進行形で格闘中です。
 そのため、これまでの候補者のように朝から晩まで動き回り、休まず毎日活動することはできないという条件の中、たくさんの方に支えていただきました。
 「楽しい選挙」を目標に、事務所開きではサイコロトークをして、笑いの絶えないものとなりました。
 投票日目前でガーベラーズの皆さまが怒涛のヘルプをしてくださり、青年支部の皆さまの応援も楽しいアイデア満載で本当に助かりました。
 今後は、公約実現はもちろん、4年後を念頭にSNSをフル活用して多くの若い方々とつながりたいと思っています。
 そして、何より大事な平和の問題にも取り組んでいきます。公約も、夢で終わらせたくないアイデアも、平和な世の中であればこそ。これを読んでくださっている皆さまと共に平和を守るために力を尽くします。

※新かながわ2023年5月21日(日)掲載記事から

介護も子育ても安心して取りくめる市政へ全力
綾瀬市 福田くみ子市議

 今回の綾瀬市議会議員選挙で初当選させていただきました。10期40年、松本春男議員のバトンを引き継ぐことができ、本当に良かったです。
 選挙中の毎日20~30力所の街角演説では、冒頭で必ず「松本議員の実績を引き継ぎ、さらに発展させていく・・・」とお話しました。プレッシャーがありながらも言葉にして声にして、必ず実現させるんだと強い気持ちを保とうと自分に言い聞かせました。
 選挙前の1ヵ月、私自身もギアを入れ替えたように思います。「もうすぐママの大切な日が来るんでしよ?」小学生の息子たちも心配してくれました。母である自分も、議員を目指す自分もありのままに応援してくれる家族や党員・選対の方々、後援会の皆さんの力で最後まで頑張りきることができました。
 訴えの中では、介護士として働いてきた現場の目線や、実母の介護で痛感した福祉政策の重要性、そして何よりも党市議団の抜群の実績と、市政をチェックし市民の苦難軽減に尽くしてきたことを盛り込みました。厚木基地をかかえる綾瀬市から日本政府へ、しっかりと平和の準備に取りかかるために声を上げていこうと訴えぬきました。
 演説中、「福田さん、子育ても頑張ってね!」とお子さん連れの方々に激励される場面や、選挙が終わったらすぐにでも介護の相談をしたい、と切実な方もいらっしやいました。
 また演説を聞いた方から「あんなに物をはっきり言える人なら市政を任せられる!」とお声を寄せていただきました。
 党市議団として、学校給食の無償化の実現とともに給食の質の改善や、ケア労働者の処遇改善による、介護の担い手の裾野を広げる取り組みを進めていきたいと思います。「介護も子育ても安心して取りくめる綾瀬市」の実現のために全力で頑張ります。
 そして国の政策に対しての防波堤の役目を果たしながら、市民のくらし最優先の市政を模索・追求していく姿勢を貫き、次の世代に背中を見せる気持ちで突き進んでいきたいと思います。

新かながわ2023年5月21日(日)

最初に感じたワクワク頼りに
市民といつしよに歩みたい
藤沢市 かとうあやの市議

 「育児・介護・療養など自身の生活を大切にしながら活動する、これからの形の候補者・選挙・議員を作っていく」
 立候補要請を頂いた時、党からの言葉です。
 自分が候補者になるとは全くイメージも湧かず、街頭で演説する事を想像するだけで足がすくみました。でも、それ以上に、その言葉に「新しい形の候補者や選挙があったらどんなにワ
クワクするだろう」と思う自分もいました。
 「朝晩も活動を!と、候補者が無理をしようとすれば、きっと子どもたちに無理をさせる、やがて体調不良や親子関係にしわ寄せが行き、いずれ活動にも支障が出るはず。そう陥らない活動を」と、地区や支部の皆さんが一つ一つ、今の私の生活実態に合わせた候補者活動を共に模索してくださいました。
 「対話を中心に」と、各支部の方と1500件を目標に昨年夏から地域を歩き、道中の公園にいらっしやる方、すれ違う市民の方、あらゆる方と話すことで「市民の声を真っ直ぐ議会に届けたい」という気持ちを日々、強く深くしていく経験となりました。
 午後の駅頭宣伝では、ゆったりした時間帯からか、さまざまな署名での対話ができたり、配布していた個人ニュースの内容から、かとうあやのという存在を知ってくださったりと、温かな時間も増え、回数を重ねる毎に駅に立つということへの緊張自体もほぐれました。
 訪問や駅頭での対話から校庭の雨水対策など地域要求にも取り組み、日本共産党の地域での在り方を実感する日々でした。
 想像すらしなかった多くのご支持を頂き、皆さんと模索した候補者の形を当選という結果に出来たこと、本当に嬉しいです。と、同時に、しっかりと生活の声を届ける事が自分に務まるだろうかという不安も少なくはありませんが、最初に感じたワクワクを頼りに、市民と共に歩んでいきたいです。