歴史的な大幅賃上げ必ず

しんぶん赤旗20240308

春闘共闘・全労連が中央行動
田村委員長が連帯あいさつ

※しんぶん赤旗2024年3月8日掲載記事

 
 国民春闘共闘委員会、全労連、東京春闘共闘会議は7日、実質賃金低下が続くもと、生活を改善させる歴史的な大幅賃上げを勝ち取り、最低賃金全国一律制を実現させようと、東京・霞が関を中心に中央行動を展開し、宣伝や集会、デモ、省庁要請行動など多彩に取り組みました。

 
 日比谷野外音楽堂の決起集会には約2000人が参加。主催者あいさつをした国民春闘の小畑雅子代表幹事(全労連議長)は、運動が政府・財界も賃上げを口にする「追い風」の情勢をつくったと指摘。「この取り組みを結実させるときだ」と述べ、ストライキを構えて交渉力を高め、「すべての労働者の大幅賃上げ・底上げを」と呼びかけました。
 
 行動提起で黒澤幸一事務局長は、「労使の力関係を変えなければ物価高 を上回る賃上げは実現できない」とし、必要なときはストを打ち抜き粘り強い交渉を呼びかけました。
 
 医療・介護、生協、バス・タクシー、公務の各労組の代表が決意表明しました。
 
 日本共産党の田村智子委員長、れいわ新選組の大石あきこ衆院議員、全労協の渡辺洋議長が連帯あいさつ。田村氏は、岸田首相は「30年ぶりの賃上げ」というが、「みなさんがストも構えてたたかって賃上げが始まっている」と強調。「それを邪魔してきたのが自民党政治だ」として、大企業の利益最優先の政治の行き詰まり、裏金事件の温床である大企業と自民 党の癒着を厳しく批判し、「ともに大幅賃上げ実現と、政治の転換を」と訴えました。
 
集会後、国会請願デモを行いました。